女子大生が不倫相手だった浮気調査 ― 探偵が語る張り込み・尾行の舞台裏

  1. 依頼の始まり

ある日、神戸三宮の探偵社に一本の電話が入りました。
依頼内容は「夫の行動が怪しい、浮気しているかもしれない」というごく一般的な相談。

ただし、調査を進めるにつれて判明した浮気相手は――現役女子大生。
依頼者にとっても、そして私たち探偵にとっても、想定外の展開でした。

  1. 女子大生ならではの難しさ

浮気調査における張り込みや尾行は、探偵の基本です。
しかし、相手が女子大生となると一筋縄ではいきません。

サークルや友人との行動が多く、人の出入りが激しい

繁華街やカフェを拠点にすることが多く、尾行が目立ちやすい

生活リズムが不規則で、待機時間が長時間に及ぶ

特に大学のキャンパス近くでの張り込みは、学生街という環境ゆえに「不自然に見えない存在感の消し方」が必要でした。

  1. 苦労の連続 ― 探偵の心理戦

ある日の調査。
女子大生の部屋前で張り込みをしていたところ、突然友人グループが押しかけてきました。
笑い声やスマホのライトに照らされ、こちらの存在が気づかれそうになる一瞬――心臓が止まりそうな緊張感。

さらに、対象女性が不用意に振り返る癖を持っていたため、尾行中は数秒先を読む判断力が求められました。
人混みに紛れるタイミング、信号待ちでの立ち位置、カフェの席選びまで――全てが「バレるかどうか」の分かれ目となります。

  1. 証拠を押さえた瞬間

数週間に及ぶ張り込みと尾行の末、ついに決定的な瞬間を撮影することができました。
女子大生と依頼者の夫が、二人でホテルへ入っていくシーン。
写真に収めた瞬間、これまでの緊張と疲労が一気に吹き飛んだのを覚えています。

  1. 探偵が学んだこと

この案件を通じて改めて痛感したのは、浮気調査の大変さは相手の年齢や立場によって変わるということです。
社会人相手の調査ではスケジュール管理がしやすい一方、女子大生のように自由度が高い相手は予測が難しい。
だからこそ、臨機応変な張り込み・尾行技術が必要となります。

  1. まとめ

女子大生が不倫相手だった浮気調査は、私たち探偵にとっても忘れられない案件でした。
華やかに見える大学生活の裏で、依頼者の家庭を揺るがす現実が潜んでいたのです。

浮気調査の現場では、「張り込み」「尾行」「証拠撮影」という基本動作を徹底しながらも、対象者ごとに戦略を変えなければなりません。
そして何より、依頼者の「真実を知りたい」という想いを支えることが、探偵の使命だと実感しました。